18歳のころ |
今年も10月19日がやってきた・・・わたくしの誕生日。
一人だけでハッピーバースデイとつぶやいたのはたぶん、ない。
両親や妹、夫、友だちに囲まれて誕生日を祝ってもらったこれまでの人生をありがたく思う。
昨日も今日から、わたくしが福岡に戻ることを知っているゼミ生たちがディズニーのお菓子を持って来てくれた。「せんせ~。明日、お誕生日だよね~」
これまででいちばん印象深い誕生日は大学1年生のとき。
当時、一人暮らしをしていた。
1時間めから大学に行くと「台風接近のため、本日は休講とします。学生諸君は速やかに自宅に戻るように」とアナウンス。
わたくしの誕生日だと知っている友人、8人ぐらいが「台風って全然、気配ないよね。ボーリングにでも行かない?」と言う。
で。ボーリングに行った。(このボーリング場は今はない。)
ゲームを終えてもまだ、台風の気配はない。
で。お昼ごはんを食べて、ケーキを食べに行ってハッピーバースデイと歌ってもらった。
さ。そろそろ、帰ろうかと地下街を通ってJRの駅に向かうとJRは止まっていた・・・・
友人たちと4時間ぐらい駅構内でおしゃべりをして台風が通過するまで過ごした。
ようやくJRや私鉄が動きだした。で。電車に乗った。
自宅のある駅に着いたけれどちょうど、吹き返しで風が強かった。
「歩けるかな?」と思っているとミニパトのお姉さんが「お家、どちらですか? 送りましょう」と言ってくれた。はじめてミニパトに乗った。
自宅に着いたら管理人さんが「お荷物を預かっていますよ」。
父から届いた「銘菓ひよ子 48個」だった。
手紙が入っていた。
はじめて家族と離れて一人で迎える誕生日ですね。お友だちと楽しい誕生日を迎えなさい。
茶菓子に、ひよ子を送ります。と書かれていた。
48個のひよ子を、翌日、大学に持っていってマンドリンクラブのマンドリンパートに配った。
今でも鮮明に覚えている18歳の誕生日・・・