命の授業 |
前任校のHPに学部教員が持ち回りでコラムを執筆するコーナーがあります。
企業のトップ経験者で読書家、芸術文化にもとても造詣の深い N. 先生。
先生のコラムは興味深く、ときどきHPを訪問しています。
その先生がご紹介になっていた「命の授業」という本。
著者の腰塚勇人さんは中学校の体育教師でしたが、
スキー中の転倒で首の骨を折り、首から下が動かなくなります。
舌をかんで自殺も図りました。
しかし、ある看護師さんのひとことがきっかけで、
今のすべてを受け入れて、いつも「笑顔」でいること、
どんなことにも「ありがとう」を言うことを決めます。
すると、奇跡が起こります。徐々に体が動くようになってきたのです。
そして、学校に復帰するまでになりました。
腰塚さんは、学校に戻るときに「5つの誓い」を立てます。
1. 口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
2. 耳は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
3. 目は、人のよいところを見るために使おう
4. 手足は、人を助けるために使おう
5. 心は、人の痛みがわかるために使おう
いつも笑顔でいよう
いつも感謝をしよう
まわりの人々の幸せを願おう
腰塚さんの原点です。
(腰塚勇人『ダイヤモンド社』)
映画でも小説でもドキュメンタリーでも感動を誘う本はちょっと苦手でしたが、
N. 先生が「感動した」とお書きになっていたので手に取りました。
5つの誓い。わたくしは、まずは
口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うためにも使おう
と「も」を加えることから始めようと思います。
N. 先生。ステキなメッセージをありがとうございました。