ラファエロ展(国立西洋美術館)と百花繚乱(山種美術館) |
こちらも絶対多いよね〜っ。6月初旬には帰国の途につくのですもの。
チケット売場も長蛇の列を覚悟していましたが、さほどでもありません。
ところが、ほっとしたのもつかの間。会場は黒山の人だかり。
イタリア・ルネサンスを代表する画家でありながら
彼の作品の多くは各美術館の顔であるため
借用が難しく、ヨーロッパ以外で大規模な展覧会を開催することが困難だったそう。
これは見ておかなければ…と思いますよね。
音声ガイドを聞きながらゆっくりと回るのはムリ。
ひとつずつ、じっくりと見ていては何時間かかるのだろう…
自画像、聖ゲオルギウスと竜、大公の聖母、無口な女、エゼキエルの幻視…
お目当ての絵をじっくりと…に作戦変更です。
大公の聖母の黒い背景ももともとは室内の背景が描かれていたらしい。
彼の他の聖母子に黒色の背景は例がなく、科学的な調査を行ったところ
この事実が判明したとのこと。
背景の部分の傷みがひどかったために、作品の価値を高めるための仕業。
こうなるとオリジナルを見てみたくもありますが。
ラファエロ展に向かっているときに U. 子さんから
彼女も今日は Off なので、デラッセさんディナーの前に会わない? とmail。
ふたりで山種美術館に向かいました。
特別展 百花繚乱 ー花言葉・花図鑑ー
日本が四季をもつ美しい国であることを実感させられました。
荒木十畝の「四季花鳥」。
それぞれの美しさは4幅になると倍増されます。
1枚に四季が描かれた絵も多くありますが、よく考えてみると
それを調和させ、ひとつの情景とすることはそう簡単ではないはず。
これまで日本画には特別な興味がありませんでしたが、
少し勉強してみようかと思っています。